DNA心理学では、人類史についても学んでいきますが、
私たち、ホモ・サピエンスはいかにして生き残ってきたのかを知ると、
自分たちが今生きている奇跡を感じることができます。
約4万年前にヨーロッパに進出したホモ・サピエンスは、
約30万年前にすでにヨーロッパに出現していたネアンデルタール人と遭遇しました。
彼らは、私たちよりも大きな脳を持ち、身体も大きかったということが科学的に分かっております。
一見すると、ネアンデルタール人の方が生き残る確率が高そうに見えるのですが、
生き残ったのは私たちホモ・サピエンスでした。
何が明暗を分けたのでしょうか?
イギリスのオックスフォード大学、ロビン・ダンバー博士は
前頭葉(知性を司る大脳の領域)のサイズと、群れの相関関係から
前頭葉の小さいネアンデルタール人は100人規模の共同体をつくって暮らしていたのに対して
前頭葉の大きいホモ・サピエンスは、150人規模の共同体をつくり、さらに他の共同体との交流もあったこと
が分かっているそうです。
100名程度の共同体は、親族関係同士でしか一緒に住んでいなかったということを示していますが、
私たちの祖先は、親族関係を越えてコミュニケーションをしていたのだと思うと凄いことですよね。
こうして生き残ってきた私たち・・・
だからこそ、私たちには役割があるのだと感じます。
もっと深い内容を知りたい!DNA心理学に興味があるという方は、メッセージお待ちしております(^-^)